空耳日記

生きるための文字起こし

机の上のこだわり

ASDの特性もち専業受験生が、普段机のレイアウトで心がけていることを、ざっと列挙してみた。

在職中の自席のデスクを振り返れば、いくらか共通項が見出せるだろうか。

 

目に入ってくるものの色数を減らす&落ち着いた色にする。

→今だと、3方向を段ボールのお手製パーテーションで囲っているが、これらには一面、100均で買ってきた淡い寒色系の画用紙を貼り、その上から薄イエローのポストイットなり、メモなりを貼っている。目に入ってくるのが段ボールだとどこかさもしい気分になるので、目に優しく落ち着きのある色をチョイスした。

その他、なるべく視覚刺激を抑えられるよう、視界に入るものは落ち着いた色合いのものにしているが、市販の参考書などはなかなかそうはいかない。見た目を統一すると、逆に判別がしづらいので、特に手を加えずそのままにしている。

職場だと、ファイルボックスとかファイル類とか、面積をとる文房具の色で工夫できるだろうか。前職ではほぼ支給品(中古品が大半)で賄っていたので、どうしても雑多な印象になっていたような。

 

目につくところに年間予定表を貼り、時計を置く。

→特性ゆえ、やはり時間への感覚が弱いことを実感。これらは効果抜群で、1日1回は予定表をみて残り日数を数えるようになり、時計に関しても頻繁に見るようになった。なお、この予定表は、毎月1日から末日までの行が縦にレイアウトされ、それが1月から12月にかけて、右に向かって並んでいる。以前、この予定表と同じようなデザインの手帳が欲しいと思い、蛇腹型のものを入手した(すごく、選択肢は限られていた)が、手帳だとやはり、「わざわざ手に取って開けて見る」作業があるので、どうしても挫折してしまう。その点、壁に貼っておくタイプの予定表は、目線を向けるだけで見られるので、ハードルが低いことこの上ない。前職はこういうものを貼っておくマイスペースがなかったが、次はぜひ職場でも実行できたらいいな、と思っているところ。

 

別途、「今日の予定」を目につくところに置く

→立体型のノートパソコンスタンドの並びに、立てかけ型のノートパソコンスタンド(しつこい)を置き、そこにパソコン・・・ではなく、本日の予定表を立てかけている。なお、その本日の予定表は、ホワイトボード式のノート(いまはなきA5サイズのnuboard。もうだいぶ透明シートが丸まっている)を書き換える形で使用。ホワイトボードというところが、またよい。

当初は1日の予定はPC上で管理していたが、特性上、目に入らない存在(時間なども含め)への認識が弱いので、いちいちチェックをする習慣がつかない限り無用の長物になってしまう。最終的に、デジタルでなく、手帳でもなく、机に据え置くという形で落ち着いた。前記の年間予定表と同様、これに関しても、やはり「あえて視界に入れること」「視界に入れるハードルを下げること」の威力を実感している。・・・といいつつ、常に予定表の時間を守れているわけではないけれど。(それに関しては、予定の立て方という別の問題もあったり。)

職場だとどうかな。。今はやること(すなわち、科目の数×手段(基本書、問題集など))がシンプルなので、わりと管理しやすいゆえこの方法が合っているけれど、仕事はどうしてもタスクの粒度も、ボリュームもまちまちなところがあったり、電話も打ち合わせも入ったりして、いまいち「1日の予定」というものが立てづらい気がする。・・・という、仕事のできない人の言い訳をしてしまう。

 

ペンの収納を机の上以外に求める

→これについては、在職中から共通のこだわりである。

机の上のものを減らしたい&かといって手に取りにくい場所は嫌、ということで、ある時は、机上のA4ファイルボックスのフチにひっかけ式の小物入れをセットし、そこにペンを入れていた。またある時は、スチール机の引き出しにマグネット式のペン立てをくっつけていた。なお、ファイルボックスもスチール机もない今は、机の手前側に、適当なサイズの箱を養生テープで貼り付けてペン立てとして使用している。手に取りやすい場所かつ、机の上を占拠することもないので、このソリューションには我ながら満足している。

 

デスクの上はちょっとしたこだわりの宝庫ゆえ、気づけば4項目も挙げてしまった。

やはり、自分なりの工夫を言葉にするのは楽しい。勉強中のいい息抜きになった。